短期間で血圧を下げる方法

高血圧と診断されてしまうとなんとかして正常値に戻せるようになりたいと考えるものです。その状態を維持してしまっていると血管や心臓、腎臓といった関連する器官に大きな負担がかかり続けることになってしまい、心不全や腎不全、動脈硬化といった合併症が生じてしまう可能性が高まっていくからです。また、動脈硬化は脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病を患っていることによって、さらに致命的な合併症をもってしまうリスクが高まることもよく知られるようになりました。そのため、こういった疾患を一つでも持っている人ほど何とかして正常値に戻したいと痛切に望むようになります。それを最も短期間で実現する方法は降圧剤を飲むことです。体質が変わって血圧が下がるというわけではないものの、降圧剤を飲むことで身体に働きかければ誰であっても血圧を速やかに下げて降圧目標とされるところまで下げることができます。合併症のリスクを下げたいから手段を選ばないというのであれば、降圧剤を用いてまずは血圧を下げるということが重要になります。一方、それだけでは根本治療とはならないことから、生活習慣を見直して血圧を下げる努力をしていくことが大切です。明らかな原因がある場合にはその習慣を改善することによって速やかに降圧効果を期待することができるでしょう。しかし、多くの人の場合にはいくつもの要素が複合的にはたらいているため、なかなか簡単に血圧が下がらないことも少なくありません。可能性があるものをすべて同時に行っていくということが短期間で血圧を下げるためには必要であり、減塩食によるナトリウム摂取量の制限、野菜などからのカリウムの摂取、定期的な運動などを取り入れることがその近道です。

血圧が高くなったら塩分を控える

血圧とは血管にかかる圧力のことです。ですから血圧が高い状態とは、常時、血管に高い圧力がかかっている状態のことを指します。血圧が高くなる原因はいくつかありますが、特に大きいとされているのが食事による塩分の過剰摂取です。どうして塩分の過剰摂取がその原因になるのかと言うと、まず塩分を過剰に摂取すると喉が渇きます。するとそれを癒すため水を多く飲みます。その結果、血管内を流れる血液量が増加するため血圧が上昇すると言うのが理由のひとつです。また塩分を過剰に摂取して、加えて水分も摂取するようになると、それは体内で塩分と水分のバランスを調節している腎臓に多大な負担をかけることにつながります。その結果として腎臓の機能が低下すると、体内に余分な水分が蓄えられやすくなってしまい、やはり血液量が増加してしまい血管に高い圧力がかかりやすくなると言う理由です。よって血圧が高くならないために、そして実際に少しでも血圧が高くなった場合は、塩分の摂取を控えるのが非常に重要です。血圧のことを考えるのであれば、1日あたりの塩分摂取量は5~6g未満に抑えることが望ましいとされています。また厚生労働省による目標摂取量は、1日あたり男性は8g未満、女性は7g未満と設定されています。5~6g未満と言うと、これはティースプーン1杯程度の量で、目で見てみると非常に少ないと感じるかもしれません。しかし実際、日本人が1日あたり摂取している塩分量は、男女ともに10g前後と上記したような数字を大幅にオーバーしてしまっています。またこの数値は、アメリカやヨーロッパなどの先進国の数字と比べても、群を抜いて多い数字です。血圧が高くなると、様々な生活習慣病が発症するリスクが高くなることが明らかになっています。ですから、これを予防、改善するのであれば、まず食事で摂取する塩分の量に意識を傾けることが求められます。

血圧を下げるには有酸素運動がいい

高血圧で治療を行っている人は、医師から生活習慣の改善を指導されることが多くあります。食事の減塩と運動が主な内容ですが、血圧を下げるためにする運動は有酸素運動が効果的だと言われています。運動と食事の改善だけで、血圧を下げることができる人もいるのです。降圧剤は一度飲み始めるとずっと飲み続けなければならないと言われていて、服用したくないという人もいるでしょう。そんな場合には、まずは運動と食生活の改善を行ってみるところから初めてみましょう。
有酸素運動は運動があまりきつくなく、ゆったりと行うことができるもののことを言います。規則的に呼吸ができ、酸素を多く吸い込みながら運動ができるウォーキングや水泳、自転車やエアロビクスが有酸素運動の代表的なものです。運動を行うと、一時的に血圧は上がるのですが、ゆっくりと行う有酸素運動の場合には、全身の血管が拡張して血行が良くなるため、結果的に血圧を下げる効果があるのです。無酸素運動と呼ばれる筋肉トレーニングなどは一気に血圧が上がってしまう可能性が高く、さらにそれを何度も繰り返してしまうため、高血圧で悩んでいる人にはあまり向いていない運動と言えます。
血圧を下げる効果を期待するなら、1日30分のウォーキングや水泳を行うことを2日に一回、それが無理ならば2日に1回行うことを日課にすると良いでしょう。連続して30分が難しければ、10分歩くことを1日3回習慣づけるという方法もあります。日常生活でも階段を使わないようにするだけでも有酸素運動の効果は期待できます。また、今まで運動をしてこなかった人が急に長時間の運動を始めると、大きな負担となります。そのため、少しずつで構わないので身体を鳴らしていくようにしましょう。

■血圧を下げるために薬を使いましょう
アムロジピン
ロサルタン

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